漫画で読むミステリー

pyspa Advent Calendar 2017  9日目です。

2017年、あまりにも書くことないので本でも紹介します。

それなりにミステリー好きなのですが、まあミーハーな部類なので今更名作紹介してもなんなので漫画で読めるミステリーを適当に見繕ってみます。

江戸川乱歩異人館 山口譲司

江戸川乱歩の明智シリーズを中心にしたコミカライズ。

「D坂」「蜘蛛男」「魔術師」「黒蜥蜴」「吸血鬼」などが収録されている。

「人間椅子」「陰獣」など、明智が出てこない有名作も読めます。

各話「〜男」というサブタイトルをつけてますが、「影男」はその名前の作品他にあるのでだめでしょう…

Q.E.D./C.M.B シリーズ

Q.E.D. は Quod Erat Demonstrandum(証明終了) の略という名前の通り、若き数学者が探偵役にして主人公。

ついでにC.M.B.のほうはその従兄弟が主人公。

事件の大きさが学校内の不思議な出来事(人は死なない)レベルからいかにもな密室殺人、国際裁判所で両主人公が戦うなど様々です。

最初のころは天才キャラにありがちな世間擦れしていない常識があまり身についていないといった描かれ方でしたが、どんどんしたたかになっていく様が見れます。というか天才なんだからそんなんすぐ身につくでしょ。

あとこのシリーズで好感度高いのが、警察が間抜けではないところ。探偵役を引き立てるために過度に警察を役立たずに描くのはどうなんでしょうね(金田◯の警察ひどすぎでしょ)。

クリスティ・ハイテンション/クリスティ・ロンドンマッシブ 新谷かおる

名前はクリスティだけど中身はホームズもの。

ホームズの姪であるクリスティが主人公で正典のエピソードをホームズと一緒に解決したり、単独でなんかしたりというパスティーシュ?かな?

推理力はホームズ並、でも解決する手腕に欠けているといった感じ。でもそういうところで奮闘するのが主人公というものです。

続編のロンドンマッシブになるともはやホームズは必要ないのか、宿敵モリアーティの出番が増えます。原作では実際のところ1回しか登場しない最強の宿敵()さんですがロンドンマッシブはオリジナルエピソードなので出番があるのです。ちなみに最後の事件は発生しないので最終回でも存命です。なぜかホームズは最終回に出てきません。

月館の殺人 綾辻行人、佐々木倫子

綾辻が原作、佐々木が作画というタッグ。

夢の共演みたいな話だけど、そこまでの期待はしないほうがいいかも。

タイトルの月館はYAKATAではなく「つきだて」です。綾辻なのに!

そして、これまでまったく電車に乗ったことのない主人公が招待される貸し切りSLといういかにもな設定からの結末に至る流れ。

軽い気分で読めるし、ストーリーもあっちこっちしないのでちょっとミステリーのコミック読むにはちょうどいいボリュームになってます。きっと綾辻ファンや新本格ファンは物足りなく思うのでしょう。

まとめ

来年はなんかその年らしいこと書けるようにします….

明日はなんか話すらしいtokorotenの番です。

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